「硫黄被覆肥料(SCU/SC化成)」とは
肥料を、自然界にも存在する硫黄でやさしくつつんだ、製品シリーズです。
肥料成分がゆっくりと溶け出しますので、肥料効果を長く保ちます。被膜の主成分である硫黄は、微生物によってすべて分解され、作物の養分となり、自然にかえるので、土壌に殻を残しません。環境にもやさしい肥料です。
製品は、尿素を硫黄でつつんだ硫黄被覆尿素(SCU)と、化成を硫黄でつつんだ硫黄被覆化成(SC化成)があります。
銘柄としては、中身の成分や溶出期間を変えてさまざまなタイプを取りそろえています。さらに、作物の養分吸収特性にマッチした専用肥料をつくることが可能で、多様なニーズにお応えして製品化をしています。
SCUの特長は解説動画でもご覧いただけます
SCUの特長は解説動画でもご覧いただけます
「硫黄被覆肥料(SCU/SC化成)」の特長
- 肥料成分がゆっくりと溶け出す
- 被膜の主成分に硫黄を使用
- 被膜は、自然界ですべて分解される
- 被膜の主成分が作物の栄養分になる
- 肥料成分を長期間、供給。
- →施肥回数を減らせ、省力化できる。
- →安心・安全な作物づくりができる。
- 肥料成分の吸収率がアップ。
- →施肥量を減らしてコスト削減できる。
- →地下水などへの流亡が少なく環境にやさしい。
硫黄被覆肥料の溶出の事例
銘柄と、肥効の目安:Sタイプ 約60日、Mタイプ 約80日、Lタイプ 約110日、LLタイプ 約140日
土壌の急激なpHの変化が起こりにくい
被膜主成分の硫黄は、酸化される速度がとても穏やかです、そのため、急激な土壌pHの低下は起こりません。
「硫黄被覆肥料(SCU/SC化成)」が
土にかえるまで
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- ●硫黄被膜
- 微生物によりワックスが分解
- ●肥料成分
- ピンホールから水がしみこむ
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- ●硫黄被膜
- 微生物により被膜が分解
- ●肥料成分
- 肥料成分が少しずつ溶け出す
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- ●肥料成分
- 肥料成分がさらに溶け出す
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- ●硫黄被膜
- 被膜はさらに分解されボロボロに崩壊する
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- ●硫黄被膜
- 被膜は耕耘などで粉々になる
- ●肥料成分
- 被膜が微生物の働きにより硫酸根となる
硫黄被膜肥料は土中で完全に分解され、作物に養分として吸収されます。
「硫黄被覆肥料(SCU/SC化成)」を使っておられる皆さまの声
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春肥に、SCU配合のツバメコートを使うことで、年間4回だけの施肥で、旨いお茶を作れるようになりました。
埼玉県 貫井さん
取材レポート動画で紹介 -
ブロッコリーの追肥はタイミングが難しい。だから元肥に、長期間効き続けるSCUを配合した専用銘柄を使っています。
茨城県 青木さん
取材レポート動画で紹介 -
ジャガイモの栽培面積が大きいので、できれば追肥はしたくない。そんな要望に、SCU配合の元肥一発型肥料が応えてくれました。
茨城県 大槻さん
取材レポート動画で紹介 -
硫黄被覆肥料は殻も残らないし、効き方がネギの生育にマッチしています。硫黄を好むネギに最適な肥料ですね。
茨城県 寺田さん
取材レポート動画で紹介
オススメの「硫黄被覆肥料(SCU/SC化成)」の製品ラインナップ
(ここでは一部をご紹介しています)
- ソフト100
- ソフト480
- エスコート
化成肥料を硫黄でコーティングした肥料です。
- ツバメコートシリーズ
SCUを中心に、各種特性のある肥料をブレンドし、作物や地域の気候に適応した肥料です。
硫黄被覆肥料は、製品ラインナップページでも紹介しています。